私のエレメントは土。
そう知ったのが、星の視点から自分を見つめる、はじめの一歩でした。
たったそれだけのことだったのに、
「マイペースな私で、いいんだ」って思えた瞬間――
目の前がぱっと明るくなったのを、今でも覚えています。
何かが“当たった”というよりも、
「もともとそうだったことを、思い出した」ような感覚。
そこから少しずつ興味を持ちはじめ、
一度は学びを離れたものの、
子どもの不登校をきっかけに
私はもう一度“自分を知ること”の大切さに向き合うことになります。
そのとき出会ったのが、運命学でした。
私が運命学に惹かれたのは、
自然の力を借りながら、
自分のことを少しずつ深く理解して、
信じてあげられるようになるところです。
命式を見ると、生まれ持った気質や、
人生に流れるテーマのようなものが浮かび上がります。
でもそれは、「あなたはこういう人」と決めるものではなくて、
「もしかしたら、こんな一面もあるかもしれませんよ」と
そっと差し出してくれるような感じ。
運命学では、“宿命”と“運命”という言葉があります。
宿命は、変えられないもの──親や時代、性別など。
運命は、その宿命の中で「どう生きるか」を選んでいけるもの。
“未来を当てる”ためではなく、
「どんなふうに生きていきたい?」と、
自分に問いかけるきっかけになると思っています。
季節がめぐるように、人生にも波があります。
うまくいくときもあれば、立ち止まっていいときもある。
自然のリズムとつながることで、
過去の自分を労うことができました。
立ち止まってもいいのだと自分に許可を出せました。
誰かになろうとするんじゃなくて、
「わたし」という自然のかたちを思い出していく学び。
だから私は、この世界に深く惹かれたのだと思います。
私にとって運命学は、
「こうすればうまくいくよ」と道を決めるものではなくて、
「今のわたし、ここからどうしていこうか」と
自分にそっと問いかけるための、小さな道しるべのような存在です。
自分の持って生まれた気質や、人生の流れを知ることで、
誰かと比べることなく
「私は私で、これでよかったんだな」と思える場面が、少しずつ増えていきました。
「なぜかやる気がでない」
「なんかモヤモヤするなあ」
そんなときも
自然の巡りと照らし合わせてみると、
ああ、いまは“そういう時”だったんだな、と力が抜けていくことがあります。
運命学って、決して特別な人のための学びではなくて、
誰にでもそっと寄り添ってくれる
“自然の声”のような存在なのかもしれません。
あなたの中にも
「もう少し自分のこと、わかってあげたいな」
そんな気持ちがわいてきたならば、
運命学に触れてみてくださいね。
あなたがあなたらしくあることを、
ちゃんと応援してくれる場所が、ここにあります。